こんにちは！大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です！
皆さん、普段何もしていないとき、舌の位置ってどこにありますか？
実はこの「舌の位置」、普段あまり意識されない部分かもしれませんが、体の状態や姿勢、さらには集中力や歯並びにまで関係している、とても大事なポイントなんです。
今回は、「舌の位置がどれだけ大事か」「どこにあるのが理想なのか」「なぜそれが良いのか」について、パーソナルトレーナーの視点からわかりやすくお伝えします。
舌の位置ひとつで身体が変わる？
「舌の位置なんて、どこでもいいでしょ？」と思う方も多いかもしれません。
でも実は、舌の位置が間違っているだけで、姿勢が崩れたり、呼吸が浅くなったり、集中力が落ちたり、顔まわりの筋肉に悪影響を及ぼしたりするんです。
逆に、正しい位置に舌があることで、身体の機能がうまく働くようになり、結果として健康やパフォーマンスの向上にもつながります。
正しい舌の位置とは？
では、「正しい舌の位置」とは具体的にどこを指すのでしょうか？
理想的な舌の位置は、
■ 舌全体が上あごについている状態
特に意識したいポイントは以下の通りです。
- 舌先は上前歯の少し後ろ（スポットと呼ばれる場所）
- 舌の中部・後部も上あごに軽く密着している
- 唇は自然に閉じている
- 歯は軽く触れるか、わずかに隙間がある程度（食いしばらない）
- 力まず自然にその位置に舌が収まっている
この状態が「安静時の正しい舌の位置」です。
舌の位置が悪いとどうなる？
では、舌が常に下がっている、もしくは下あごに触れている状態だと、どんな影響があるのでしょうか？
以下のような問題が起こりやすくなります。
■ 姿勢が悪くなる
舌の位置が下がると、頭の位置や首の角度が変化し、猫背になりやすくなります。
■ 呼吸が浅くなる
舌が下がると気道が狭まり、無意識のうちに口呼吸になりやすく、呼吸が浅くなります。
■ 顔の筋肉がたるみやすい
舌が上あごについていることで、顔の筋肉や顎のラインが支えられます。舌が下に落ちていると、たるみやすくなる原因になります。
■ 歯並びが悪くなる（特に子ども）
成長期の子どもにとっては、舌の位置が歯並びやあごの発達に影響します。舌が常に下にあると、前歯が出たり、あごが狭くなったりする可能性があります。
舌の位置が正しいと得られる3つのメリット
ここからは、正しい舌の位置を意識することで得られる主なメリットをご紹介します。
① 姿勢改善
舌が正しい位置にあると、頭の重さがうまく分散され、首・肩の筋肉にかかる負担が減ります。結果的に背筋が伸びやすくなり、自然と姿勢が良くなるのです。
特にデスクワーク中心の方は、頭が前に出やすい「スマホ首」になりやすいため、舌の位置を整えることは非常に効果的です。
② 集中力アップ
舌が上あごにあると、呼吸が深くなり、酸素がしっかり脳に供給されます。呼吸が安定することで、精神が落ち着き、集中力が続きやすくなるのです。
試験勉強や長時間の作業など、集中力が必要な場面でもパフォーマンスが上がるかもしれません。
③ 歯並び・口元のバランス改善（特にお子さん）
子どもの場合、正しい舌の位置を保つことで、あごの発達や歯並びの形成に良い影響を与えます。反対に、舌が常に下がっていると、出っ歯・すきっ歯・受け口などの原因にもなります。
最近は「口呼吸」が問題視されることが多く、舌の位置を見直すことで自然に「鼻呼吸」ができるようになります。
舌を正しい位置にキープするコツ
舌の位置を変えるのは、最初は少し違和感があるかもしれません。ですが、毎日の意識の積み重ねで、習慣として定着させることが可能です。
まずは以下のように取り組んでみましょう。
■ 何もしていない時に舌の位置を意識する
スマホを見ているとき、通勤電車の中、テレビを見ているときなど、ふとしたタイミングで「今、舌どこにあるかな？」とチェックする習慣をつけてみましょう。
■ 口を閉じる
無意識で口が開いている人は要注意。まずは口を軽く閉じて、歯を食いしばらず、舌を上あごにつける意識を持ちましょう。
■ 姿勢を整える
舌の位置は姿勢とも関係しています。背筋を伸ばし、頭の重さが首に乗るように意識することで、自然と舌の位置も整いやすくなります。
実践タイム：今日から始める舌の位置チェック
まずは、鏡の前に立って次のステップを試してみてください。
- 深呼吸をしてリラックス
- 口を閉じて歯は軽く触れるか、少し隙間を空ける
- 舌の先を上の前歯の少し後ろに置く（スポット）
- 舌全体を上あごに軽く押し当てるようにキープ
- 力を入れず、その状態で自然に呼吸をしてみる
これを1日数回繰り返すだけでも、意識が変わってきます。
舌の位置は一生モノの習慣！
舌の位置は、小さなことのように思えて、実は全身のバランスやパフォーマンスに大きな影響を与える重要な要素です。
これを今日から習慣にしていけば、自然と正しい位置に舌がある状態が当たり前になります。そして、その結果として得られる健康効果は想像以上に大きいです。
■ まとめ
- 舌の位置は「上あご」が理想
- 姿勢・集中力・歯並びに大きく影響する
- 日常的に意識することで習慣化できる
- 姿勢改善や健康維持にも効果的
今日からまずは「自分の舌の位置」をチェックして、少しずつ意識を変えていきましょう！
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