こんにちは、大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です。
塩は私たちの体にとって欠かせないミネラルのひとつですが、その種類によって健康への影響が異なることをご存じでしょうか?最近、「精製塩よりも天然塩の方が体に良い」と耳にすることが増えてきました。
では、精製塩と天然塩にはどんな違いがあるのでしょうか?今回は、それぞれの特徴や健康への影響、選び方について詳しく解説していきます。
精製塩と天然塩の違いとは?
◇ 精製塩とは
精製塩とは、工業的に作られた塩のことで、主成分は「塩化ナトリウム(NaCl)」です。
海水や岩塩を原料とし、不純物を取り除いて作られます。日本で一般的に流通している食塩の多くは精製塩です。
特徴:
- 塩化ナトリウムの純度が高い(99%以上)
- サラサラして溶けやすい
- 価格が安い
精製されているため、ミネラルがほとんど含まれていません。
◇ 天然塩とは
天然塩は、海水や岩塩を自然な方法で加工し、ミネラル分をそのまま残した塩のことを指します。
特徴:
- 塩化ナトリウム以外にカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルを含む
- 風味がまろやかで料理にコクが出る
- 水分を含むため、しっとりしていることが多い
天然塩には、海水を天日干しして作られる「天日塩」や、岩塩をそのまま砕いた「岩塩」など、さまざまな種類があります。
健康への影響の違い
◇ 精製塩の影響
精製塩は塩化ナトリウムの純度が高く、摂りすぎると血圧の上昇を招く可能性があります。また、ミネラルバランスが崩れやすく、むくみやすくなることもあります。
◇ 天然塩の影響
天然塩は、塩化ナトリウムに加えて、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを含んでいます。これらのミネラルは、体内の水分バランスを整えたり、神経伝達をスムーズにしたりする役割があります。
天然塩を摂取するメリット:
- ミネラルバランスが良く、体に必要な栄養を補える
- ナトリウムの影響を和らげるカリウムが含まれているため、むくみにくい
- 体内の電解質バランスを整える
適量を摂ることで、健康を維持しやすくなります。
天然塩の選び方
天然塩を選ぶ際は、以下のポイントをチェックすると良いでしょう。
成分表を確認する
→ 塩化ナトリウムの含有量が100%に近いものは精製塩の可能性が高いです。マグネシウムやカリウムが含まれているものを選びましょう。
製法を確認する
→ 「天日塩」「釜炊き製法」など、自然な方法で作られたものはミネラルが豊富に含まれています。
色や質感をチェックする
→ 天然塩は少ししっとりしているものが多く、白っぽいものからグレー、ピンク色のものまでさまざまです。
天然塩のおすすめの使い方
天然塩は、料理の風味を引き立てるだけでなく、健康面でもメリットがあります。
① 料理の味付けに
- 塩おにぎりに使うと、米の甘みが引き立ちます
- 肉や魚に振りかけると、旨味が増します
② ミネラル補給に
- 水に少量の天然塩を入れて飲むと、ミネラル補給ができます
- 汗をかいた後に摂取すると、電解質バランスが整います
天然塩のデメリットは?
天然塩には多くのメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。
① 価格が高め
天然塩は精製塩に比べて価格が高くなる傾向があります。ただし、少量でもしっかりとした味が出るため、コスパは悪くありません。
② 使いすぎに注意
どんなに体に良いとされる塩でも、摂りすぎは高血圧や腎臓への負担を招く原因になります。適量を心がけましょう。
まとめ
天然塩と精製塩には、それぞれ特徴がありますが、健康を考えるならミネラルが豊富な天然塩を選ぶのがおすすめです。
- 精製塩は塩化ナトリウムが主成分で、ミネラルがほぼ含まれていない
- 天然塩はカリウムやマグネシウムを含み、健康に良い影響を与える
- 価格は少し高いが、適量を使えばコスパも悪くない
普段の料理やミネラル補給に、ぜひ天然塩を取り入れてみてください!