大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です!
「お酒ってエンプティーカロリーだから太らないですよね?」という質問を受けることがよくありますが、実際のところどうなのでしょうか?
ダイエット中にお酒を楽しむことはできるのか、エンプティーカロリーの本当の意味を理解しつつ、今回はダイエット中のお酒との付き合い方について解説していきます。
お酒のエンプティーカロリーとは?
まず、「エンプティーカロリー」という言葉の意味から整理しましょう。
お酒のカロリーはよく「エンプティーカロリー(Empty Calories)」と呼ばれています。
これは、栄養価のないカロリーという意味です。
つまり、お酒にはビタミンやミネラル、タンパク質など、体に必要な栄養素はほとんど含まれておらず、ただカロリーだけがあるということです。
この「エンプティー」という言葉から、お酒は体に影響を与えないと誤解されがちですが、カロリーがあること自体は太る原因になり得ます。
お酒のカロリーは、栄養がなくてもカロリーとして体に蓄積され、エネルギーとして消費されなければ脂肪に変わります。
特に、お酒のカロリーは体内での代謝が優先されるため、他の食べ物のエネルギーが使われずに脂肪として蓄えられることがあります。
お酒が太る原因になる理由
お酒を摂取すると、そのカロリーがまず代謝されますが、これにより他の食べ物からのエネルギーが消費されず、体脂肪として蓄積されるリスクが高くなります。
また、お酒には内臓脂肪がつきやすいという特性があります。
内臓脂肪とは、腹部の内臓周りに蓄積される脂肪のことで、これが増えると生活習慣病のリスクも高まります。
お酒をたくさん飲む人は、この内臓脂肪が増えやすく、結果的にぽっこりお腹や体重増加に繋がってしまうのです。
お酒が食欲を増進させる
もう一つ、お酒が太る原因として無視できないのが、食欲の増進効果です。
お酒を飲むとリラックス効果があり、普段よりも多くの食事を摂取してしまうことがあります。
特に高カロリーなつまみや食事と一緒に飲むと、摂取カロリーが大幅に増えることに。
飲酒中は満腹感が鈍りやすく、気づかないうちに食べ過ぎてしまうこともあります。
例えば、ビールやワインと一緒に揚げ物やチーズ、ピザなどの高カロリーな食事を取ると、その摂取カロリーは一気に跳ね上がります。
これが、体重増加の大きな原因となることは言うまでもありません。
ダイエット中のお酒との付き合い方
では、ダイエット中にお酒を完全に断つべきなのでしょうか?
答えは「必ずしもそうではない」です。
お酒を飲むことが楽しみやストレス解消になる人にとって、完全に断つことはストレスの原因にもなりかねません。
重要なのは、適度な量を守り、飲み方に工夫をすることです。
1. 飲む量をコントロールする
お酒を飲む際は、まず量に気を付けることが大切です。
例えば、ビールなら1杯、ワインならグラス1杯を限度にしましょう。
これ以上飲んでしまうと、摂取カロリーが増えるだけでなく、先ほど述べたような食欲の増進効果も強くなり、ついつい食べ過ぎてしまう可能性が高くなります。
2. ローカロリーな飲み物を選ぶ
カロリーの高いお酒を避け、ローカロリーなものを選ぶのも一つの方法です。
例えば、ビールや甘いカクテルはカロリーが高いので、焼酎やウイスキーの水割り、ハイボール、赤ワインなどのカロリーが低めなお酒を選ぶとよいでしょう。
また、甘味料や砂糖が含まれているカクテルは避けるようにすることが重要です。
3. 飲む前に軽食を摂る
空腹時に飲むと、お酒の吸収が早くなり、体に負担がかかるだけでなく、空腹感が強くなって食べ過ぎるリスクも高まります。
そこで、飲酒前にサラダやスープなどの低カロリーで満腹感を得られる軽食を摂ることで、食欲をコントロールすることができます。
4. お酒と一緒に食べるものに気をつける
お酒と一緒に食べるつまみや料理も、ダイエット中には気をつけるべきポイントです。
例えば、揚げ物や高脂肪の食べ物は避け、野菜やタンパク質を豊富に含んだ食事を選びましょう。
サラダや刺身、焼き魚などはお酒と相性が良く、カロリーも比較的抑えられます。
お酒を楽しみながらダイエットを成功させるコツ
ダイエット中でもお酒を楽しむためには、飲み方や食事に少しの工夫が必要です。
完全にお酒を断つ必要はありませんが、摂取カロリーや食欲の増進に注意を払い、適度な量で楽しむことが大切です。
また、飲む際はローカロリーな選択肢を意識し、食事やつまみにも気を使うことで、ダイエットとお酒をうまく両立させることができます。
1. 飲み会ではお酒を飲むペースをコントロールする
飲み会や外食の際には、ついついお酒が進んでしまうこともあります。
そんなときは、ゆっくり飲むことを心がけ、お酒のペースを抑えましょう。
お水やお茶を挟みながら飲むと、満腹感も感じやすく、食べ過ぎや飲みすぎを防ぐことができます。
2. 食後に軽い運動を取り入れる
もしお酒を飲みすぎたと感じた場合は、食後に軽い運動を取り入れるのも効果的です。
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動で、体の代謝を上げてカロリーを消費しましょう。
まとめ
お酒はエンプティーカロリーだから太らない、というのは誤解です。
お酒に含まれるカロリーは栄養がないとはいえ、摂りすぎると太る原因となります。
特に内臓脂肪がつきやすく、ダイエットの大敵とも言えますが、飲み方次第でダイエット中でもお酒を楽しむことは可能です。
飲む量や種類、そして一緒に食べるものに気をつけながら、適度にお酒を楽しむようにしましょう。