こんにちは!大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です!
「筋トレって、追い込まないと意味ないですよね?」
お客様からこういった質問をよくいただきます。
確かに、筋肉をしっかり成長させていくためには「限界まで追い込む」ことが重要な場面もあります。筋肉は、これまで経験したことのない負荷を受けることで強くなっていくので、「ちょっとキツいな」と感じるところまで頑張ることは、成長には欠かせません。
ただし、それがすべてではありません。
「追い込まない筋トレ=意味がない」と思い込んでしまうと、せっかくの運動習慣が続かなくなってしまうことが多いんです。
筋肉を成長させるためには「少しずつの変化」が大切

筋肉が成長するためには、「前回よりも少し重たいものを持つ」「あと1回多くやる」「フォームをより丁寧に行う」など、少しずつの変化を積み重ねることが重要です。
つまり、「限界まで頑張る」ことよりも、昨日より今日、今日より明日というように、少しでも成長を感じられる取り組み方の方が長い目で見れば効果が出やすいのです。
実際にジムでも、自分を追い込みすぎてケガをしてしまったり、モチベーションが続かなくなって途中でやめてしまう人は少なくありません。
一方で、無理のない範囲でコツコツ続けている人の方が、1年後には確実に体が変わっています。
「継続できること」が筋トレ最大のコツ

筋トレに限らず、ダイエットでも健康習慣でも、一番難しいのは「継続」です。
特にお家でトレーニングを始める場合、「今日は疲れたからいいか」「また明日やろう」と思っているうちに、気づけば1週間、2週間…と空いてしまうことも多いですよね。
だからこそ、最初のうちは“追い込むこと”を意識しすぎずに、継続することを最優先にしてほしいんです。
例えば、スクワット。
最初から「20回×3セット!」なんて頑張る必要はありません。
まずは3回でも5回でもOKです。
1日3回でも、ゼロよりは確実に前進です。
そして、その「ちょっとした積み重ね」が、1ヶ月、3ヶ月、半年後には大きな成果につながります。
継続のコツ①:「やる気」に頼らない仕組みを作る
人はどうしても“気分”に左右される生き物です。
「今日はやる気が出ない…」という日も必ずあります。
そんなときは、「やる気に頼らない仕組み」をつくることがポイントです。
例えば、
- 朝歯を磨いたらスクワット3回
- お風呂に入る前にプランク30秒
- YouTubeを見る前に腹筋10回
このように“生活の流れに組み込む”と、無理なく継続できます。
続けることが習慣化できれば、「筋トレしなきゃ」ではなく、「やるのが当たり前」になっていきます。
継続のコツ②:「完璧」を目指さない
多くの方がつまずくポイントが、「できなかった自分を責めてしまう」ことです。
1日サボっただけで、「もうダメだ」「続かない」と思ってしまう人は少なくありません。
でも、1日休むくらいなら全然問題ありません。
むしろ、少しサボってもまた再開できる人の方が、長く続けられるんです。
筋トレもダイエットも「完璧主義」より「ほどほど主義」でOK。
「週に2回できたら上出来!」
このぐらいの気持ちでいる方が、結果的に継続しやすく、ストレスも少なくなります。
継続のコツ③:「少し頑張る日」を時々作る
ずっと同じ強度でやっていると、体が慣れてしまいます。
そのため、時々「今日はちょっと頑張ってみようかな」という日を作ってあげるのも大切です。
たとえば、いつもスクワットを10回しているなら、その日は12回にしてみる。
いつも2kgのダンベルを使っているなら、3kgに変えてみる。
「今日はちょっとだけ頑張った」という感覚を味わうことで、達成感が生まれ、モチベーションも上がります。
この小さな挑戦の積み重ねが、結果的に“追い込むトレーニング”につながっていきます。
「続ける筋トレ」が最終的に強い理由

筋肉は1日や2日で大きくなるものではありません。
週に1〜2回でも、続けていけば必ず体は変わっていきます。
実際、私のパーソナルトレーニングに通ってくださっているお客様の中でも、最初は「週1回・30分」のトレーニングから始めた方が多いです。
最初は軽い負荷でも、「あれ?最近階段が楽になった」「肩こりがマシになった」といった変化を感じられるようになります。
そうすると自然と「もう少しやってみようかな」という気持ちが生まれて、トレーニングの質も上がっていくんです。
まとめ:追い込むことよりも「続けること」が最強のトレーニング
「筋トレは追い込まないと意味がない」という言葉は、半分正解で、半分間違いです。
確かに、筋肉を成長させるには負荷が必要です。
でも、もっと大事なのはそのトレーニングを続けられるかどうか。
続ける力があれば、必ず成長します。
1日3回のスクワットでも、週に2回の腕立て伏せでも構いません。
「ゼロにしないこと」が最大のコツです。
「今日はたった5回しかできなかった」ではなく、
「5回でもやった自分、えらい!」と考えてください。
その積み重ねが、半年後、一年後の大きな変化につながります。
焦らず、自分のペースでコツコツ続けていきましょう。
追い込むのは、続けられるようになってからで大丈夫です。
【まとめポイント】
- 追い込むトレーニングは確かに大切
- でも、継続できなければ意味がない
- 最初は「少しでも動く」ことを目標にする
- 完璧を目指さず、気軽に続ける
- 続けた人が最終的に強くなる
継続は力なり。
まずは小さな一歩から、一緒に頑張っていきましょう!