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睡眠時間を削ってまで運動するべき? 【八尾 パーソナル】

睡眠時間を削ってまで運動するべき? 【八尾 パーソナル】

大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です!

運動と睡眠はどちらも健康維持や体づくりにおいて重要な要素です。

しかし、忙しい生活の中で運動時間を確保するために睡眠時間を削るべきかという疑問を抱く方も多いでしょう。

「睡眠時間を削ってでも運動するべき?」という質問に対して、この記事ではその答えを詳しく解説していきます。

実際のところ、運動と睡眠のバランスをどう取るかは、目指している目的によって異なります。

筋肉をつけたい場合と、健康的にダイエットをしたい場合では、考慮すべき点が異なるため、両方のケースについて詳しく説明していきます。

筋肉増強を目指す場合のアプローチ

筋肉をつけたいと考えている人にとって、運動やトレーニングは欠かせません。

筋肉は、トレーニングや負荷をかけることで成長します。

トレーニングを全く行わなければ、筋肉は成長しません。

そのため、筋肉増強が目的であれば、睡眠時間を一部削ってでも運動の時間を確保することが重要です。

なぜ運動が筋肉増強に不可欠なのか?

筋肉の成長は、筋繊維の破壊と回復のプロセスを通じて行われます。

トレーニングによって筋繊維が微小な損傷を受け、それが修復される過程で筋肉が強化され、増大します。

このプロセスが繰り返されることで、筋肉量が増加し、見た目にも筋肉が発達してきます。

そのため、運動やトレーニングの時間を増やすことが、筋肉増強の鍵となります。

特に、筋肉をつけたいという目標がある人にとって、毎日のトレーニングは不可欠であり、運動時間を確保するために、ある程度の睡眠時間を削ることも一つの選択肢です。

健康的なダイエットを目指す場合のアプローチ

一方で、健康的に体重を減らしたい、つまりダイエットを成功させたい場合、睡眠時間を削ることは逆効果になることがあります。

なぜなら、睡眠不足がダイエットに悪影響を与える要因がいくつかあるからです。

睡眠不足がダイエットに与える影響

ホルモンバランスの乱れ

睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少し、逆に食欲を増進させるホルモン(グレリン)の分泌が増加します。

その結果、空腹感が強まり、食べ過ぎてしまう傾向が強くなります。ダイエット中であっても、これが原因で過剰なカロリー摂取に繋がることがあります。

脂肪燃焼の効率が低下

睡眠不足は体の新陳代謝を低下させ、脂肪燃焼効率が悪くなる可能性があります。

十分な休息が取れないと、体は疲労を感じ、エネルギー消費が抑えられることがあるため、痩せにくくなります。

ストレスホルモンの増加

睡眠不足はストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を促進します。

コルチゾールが増えると、体はエネルギーを蓄えるように働き、脂肪の蓄積を助長します。これもダイエットにとっては逆効果です。

では、どうすればいいのか?

健康的にダイエットを進めたい場合は、睡眠時間を十分に確保することが最優先です。

睡眠不足になると、前述のように体重管理が難しくなるため、無理に睡眠時間を削るのではなく、日常の生活習慣を見直すことが重要です。

たとえば、多くの人はスマートフォンやテレビを見る時間が長いことが原因で運動時間が不足していることがあります。

そこで、睡眠時間を削る前に、まずはスマホやテレビを見る時間を短縮し、その時間を運動に充てるという方法が有効です。

これにより、睡眠時間を確保しながら、運動の時間も取ることが可能です。

運動と睡眠のバランスを取るための実践方法

スマホやテレビの時間を運動に充てる

通常、スマホやテレビを見る時間が無意識に増えてしまうことが多いですが、その時間を意識的に運動に変えることで、運動不足を解消できます。

短時間でも、質の高い運動を行うことで効果的に体を鍛えることが可能です。

短時間の効率的なトレーニング

忙しい日常の中で運動時間を確保するのが難しい場合は、短時間で効果のあるトレーニングを取り入れることがポイントです。

例えば、高強度インターバルトレーニング(HIIT)や自宅で行える筋トレを組み合わせることで、短時間で高い効果を得ることができます。

運動と睡眠をスケジュール化する

運動時間や睡眠時間を毎日のスケジュールに組み込むことで、自然にバランスが取れるようになります。

例えば、朝の早い時間に運動を取り入れることで、夜の睡眠時間を削る必要がなくなります。

早起きして運動を行うことで、一日の始まりにエネルギーを与えることもできるので、一石二鳥です。

まとめ

運動のために睡眠時間を削るべきかどうかは、目的によって異なります。

筋肉増強を目指す場合は、睡眠時間を削ってでも運動の時間を確保することが大切です。

しかし、健康的にダイエットをしたい場合は、睡眠不足が逆効果になるため、睡眠時間を削るべきではありません

ダイエット中の方は、まずは生活習慣を見直し、スマホやテレビに費やす時間を運動時間に変えることで、健康的なライフスタイルを目指しましょう。

適切な睡眠とバランスの取れた運動が、健康的な体を作る鍵となります。