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運動を習慣化するために大切なこと|運動“以外”の楽しみを作ると継続できる理由

運動を習慣化するために大切なこと|運動“以外”の楽しみを作ると継続できる理由

こんにちは!大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です!

ダイエットや健康のために「運動を始めたい」「運動習慣をつけたい」と思っている方は非常に多いのですが、現実には続かない人の方が圧倒的に多いです。
ジムに入会しても、続くのはせいぜい数週間。靴とウェアだけ揃えて満足してしまい、その後は放置…という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

では、なぜ人は運動が続かないのでしょうか?
理由はいくつかありますが、最も大きな要因は 「運動だけを目的にすると、続けるだけの強い動機になりにくい」 という点です。

運動が続かない最大の理由は“楽しさの不足”

多くの人は、運動=つらいもの、しんどいもの、と捉えています。
筋肉痛になる、息が上がる、汗でベタベタする、時間が奪われる…。こういったネガティブなイメージが先に来てしまうため、脳は本能的に避けようとします。

例えば、

  • 仕事終わりに疲れている
  • 家事や育児で時間がない
  • 天気が悪い
  • 寒い、暑い

こんな理由が並ぶと、人は簡単に運動をやめてしまいます。

しかし、もし運動に “別の楽しみ” がくっついていたとしたらどうでしょうか?

運動を続けるコツは「ついでの楽しみ」を持つこと

運動を習慣化できない人に最も効果的なのが、
運動そのものを楽しもうとするのではなく、運動の“ついでに楽しめること”を用意すること です。

例えば以下のようなものがあります。

  • 運動中に好きな音楽を聴く
  • 歩きながらオーディオブックで小説や勉強をする
  • ランニングマシンで走りながら映画やアニメを見る
  • 散歩ついでにお気に入りのコーヒーを買いに行く
  • ランニング後に好きな入浴剤でゆっくりお風呂に入る
  • ウォーキングの行き先を好きなパン屋やカフェにする

このように、運動とは別にワクワクできる要素を追加するだけで、運動への心理的ハードルは一気に下がります。

“ついでの楽しみ”が習慣化に強い理由

① 行動の目的が変わるから

「運動しなきゃ」から「楽しみのために動く」に目的が変わり、気持ちが軽くなります。
脳は義務よりも快楽の方を優先するため、続けやすくなります。

② 脳が dopamine(ドーパミン)を分泌するから

楽しい情報を受け取ると、脳内で快楽物質が分泌されます。
運動と快楽がセットになると、脳は “運動=快楽” と誤認し、またやりたくなるようになります。

③ 小さな成功体験が積み上がるから

「歩いてお気に入りのコーヒーを買いに行った」
「今日は新しい曲が聴けた」
このような小さな達成感の積み重ねが、結果として習慣化を加速させます。

具体的な取り入れ方|今日からできる小さな一歩

● 朝10分だけ外に出て、好きな曲を3曲聴きながら歩く

10分でいいので、まずは外に出る習慣を作ります。

● 見たいドラマは運動中にしか見ないルールを作る

これが驚くほど効果的です。運動の楽しみが一気に増えます。

● “歩いて行くカフェ” を1つ決める

コーヒーを買うために歩く → 実質運動の習慣化。

● イヤホンを新調してテンションを上げる

道具でモチベーションを上げるのも立派な戦略です。

運動が嫌いな人ほど、この方法が効果的

運動が大好きな人は、そもそも運動そのものに楽しみを感じています。
しかし、多くの人にとって運動は「できれば避けたいもの」。

だからこそ、
運動に“別の楽しみ”をくっつけることで、強制感をなくす
ことが大切です。

「習慣にするために努力する」のではなく、
「楽しみながら勝手に続いていく状態」を目指しましょう。

まとめ

  • 運動は義務だけでは続かない
  • 「ついでの楽しみ」を作ることで習慣化が進む
  • 音楽、映画、オーディオブック、カフェなど何でもOK
  • 小さな楽しみの積み重ねが大きな成果に繋がる

最後に|できない自分を責めないでください

運動が続かないのは、あなたに意思がないからではありません。
「脳の仕組み」がそうさせているだけです。

だからこそ、工夫して脳を味方につけましょう。
まずは今日、10分だけでいいので歩きながら好きな音楽を聴いてみてください。
それだけでも、大きな一歩です。

運動習慣に困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!