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「体に良い食べ物」も食べすぎ注意!健康のために意識したいバランスの考え方

「体に良い食べ物」も食べすぎ注意!健康のために意識したいバランスの考え方

こんにちは!大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です!

皆さんは「体に良い」と言われる食べ物を、ついつい多めに摂ってしまうことはありませんか?
健康志向の高まりとともに、テレビやSNSでは「これを食べると健康になる!」「美容にいい!」といった情報があふれています。

もちろん、それらの食材は栄養価が高く、うまく取り入れることで健康維持やダイエットに役立つことも多いです。
しかし、どんなに体に良いとされているものでも、“食べすぎ”は健康を損ねる原因になるということを忘れてはいけません。

今回は、「体に良い食べ物でも食べすぎには注意が必要」というテーマで、よくある具体例や、食事のバランスの取り方について解説していきます。

ナッツの食べすぎで太る?良質な脂質でも摂りすぎ注意

まず例に挙げたいのが「ナッツ」です。
アーモンドやくるみ、カシューナッツなど、最近ではコンビニでも手軽に買えるようになりましたよね。

ナッツにはビタミンEやミネラル、食物繊維、そして「良質な脂質」と呼ばれる不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
そのため、心臓病の予防やアンチエイジング、便通の改善などの効果も期待され、「健康に良いおやつ」として人気です。

ですが、ここで注意してほしいのは脂質の量です。
ナッツは健康的な油とはいえ、脂質を多く含むためカロリーがとても高い食材でもあります。

例えば、アーモンドを100g食べるとおよそ600kcal。
これは、成人女性の1食分のエネルギーに匹敵します。
ついつい「健康に良いから」とつまみながら食べていると、知らないうちにカロリーオーバーしてしまうことも。

ナッツを摂る場合は、1日20〜25g(片手に軽く一握り程度)を目安にしましょう。
「良い油」も摂りすぎれば「太る油」になってしまう、という意識を持つことが大切です。

アボカドも“森のバター”!摂りすぎでカロリーオーバーに

次に紹介するのが「アボカド」です。
アボカドは“森のバター”と呼ばれるほど脂質を豊富に含む果物です。
ビタミンEやカリウム、食物繊維なども含まれ、美肌効果や生活習慣病の予防にも役立つとされています。

確かに、アボカドは体に良い食材の代表格ですが、脂質の多さゆえにカロリーも高め。
1個あたりおよそ250kcalほどあります。
ご飯1杯(150g)とほぼ同じカロリーです。

そのため、「毎日1個食べてます!」という人は、知らず知らずのうちにエネルギー過多になっている可能性も。
アボカドを取り入れる場合は、1/2個程度を目安に、サラダやメイン料理にプラスするくらいがちょうど良いです。

“体に良い”は“食べすぎても良い”とは違う

ナッツやアボカドに限らず、「健康に良い」と言われる食材には、他にもヨーグルト、オリーブオイル、魚、豆腐、玄米などたくさんあります。
どれも栄養価が高く、積極的に摂りたい食材ではありますが、そればかりを食べてしまうのはおすすめできません。

なぜなら、どんな食材も“量”を間違えればバランスが崩れるからです。

例えば、

  • ヨーグルトを毎日何個も食べることで糖質を摂りすぎる
  • オリーブオイルを健康のためにと大量にかけてカロリーオーバーになる
  • 玄米を食べすぎて消化不良を起こす

など、「良いこと」が「やりすぎ」で逆効果になるケースは意外と多いのです。

体に良い食材は、あくまで“適量を守ってこそ効果を発揮する”もの。
何でも「バランス良く」が基本です。

なぜ“良いものばかり”に偏ってしまうのか?

多くの人が陥りがちなのが、「これが健康に良い」と聞くと、そればかりを食べてしまうことです。
心理的に「これを食べれば安心」「これさえ食べていれば健康」と思ってしまうんですね。

でも実際は、体に必要な栄養素は1つの食材だけでまかなえるものではありません。
たとえばナッツには脂質やビタミンEは豊富でも、ビタミンCやカルシウムは少ない。
逆に野菜には食物繊維やビタミンCは多いけれど、タンパク質は少ない。

つまり、どんなに優れた食材でも、それ単体では“完璧”ではないということです。

ですので、「良い」と言われたものを取り入れながらも、それ以外の食材もバランスよく摂ることが理想です。
毎日の食事を“トータルで整える”という視点を持つと、健康的な体づくりにぐっと近づけます。

食べすぎを防ぐ3つのポイント

では、どうすれば「体に良い食べ物の食べすぎ」を防げるのでしょうか?
ここでは実践しやすい3つのポイントを紹介します。

① 適量を知る

まずは、1日にどれくらい摂るのが適量かを知ることです。
たとえばナッツは20g、アボカドは1/2個、オリーブオイルは大さじ1程度など、目安を決めておくことで食べすぎを防げます。

② “毎日”をやめる

「体に良い」とされる食べ物でも、毎日欠かさず摂る必要はありません。
2〜3日に1回でも十分です。
ローテーションを組んで、いろいろな食材をバランスよく摂りましょう。

③ 食事全体で考える

一つひとつの食材ではなく、1日の食事全体でバランスを見ることが大切です。
朝・昼・晩のどこかで野菜、タンパク質、脂質、炭水化物をバランスよく摂れているかを意識しましょう。

まとめ:健康的に食べるコツは「偏らない」こと

体に良いと言われる食べ物は、どれも魅力的で、積極的に取り入れたくなりますよね。
しかし、それらも摂り方を間違えると、太る原因や体調不良につながることもあります。

大切なのは、「体に良いものを適量に」「いろんな食材をバランスよく」。
健康は“1つの食材”ではなく、“日々の積み重ね”でつくられます。

ぜひ今日から、「体に良いからこそ食べすぎない」という意識を持って、バランスのとれた食生活を心がけてみてください。