こんにちは！大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です！
日々お客様からさまざまな質問をいただくのですが、先日こんな質問がありました。
「ダイエットや筋肉をつけたいとき、鶏むね肉とささみはどっちがいいですか？」
SNSやテレビなどでもよく見かけるテーマですが、実際どちらが良いのか分からず迷われる方も多いと思います。
トレーニングや食事指導をしていると、「ささみだけを食べ続けた方が痩せると思っていました」「鶏むね肉は脂質が多いからダメなんですよね？」という声もよく聞きます。
結論からお伝えすると、
結論：どちらを選んでも大丈夫です！
鶏むね肉もささみも、どちらも低脂質・高タンパクのとても優秀な食材です。
「どっちの方が圧倒的に優れている」というわけではなく、栄養素の違いもほんのわずかです。
どちらを選ぶか迷うよりも、継続して食べられるかどうか、調理のしやすさ、自分の好みなどで決めていただく方がはるかに重要です。
ダイエットや筋肉づくりは、食事の内容よりも「続けられる形にすること」の方が結果に影響します。
「食べるのが苦痛」「準備が面倒」と感じてしまうと続けられないからです。
大切なのは、“完璧な食材”を選ぶより、“続く選択”をすることです。
鶏むね肉とささみの栄養の違い
一般的な100gあたりの数値（目安）を参考にした際の違いはこのようなイメージです。
| 食材 | タンパク質量 | 脂質量 | カロリー |
|---|---|---|---|
| ささみ | やや多い | 少ない | やや低い |
| 鶏むね肉 | 十分多い | 少ない | ほぼ同じ |
数字上はささみの方が少し脂質が低く、よりストイックに栄養管理したい方（ボディメイク大会に出る選手など）が選ぶ傾向にあります。
しかし、一般的なダイエットや健康づくりであればこの差はほとんど影響しません。
むしろ脂質を気にするあまり制限しすぎてエネルギー不足になったり、筋肉の成長が止まったりしてしまう方も多いので注意が必要です。
では、どのように選べばいいのか？
僕個人としては、普段は 鶏むね肉を選ぶことが多い です。
理由は３つあります。
1. 価格が安く続けやすい
鶏むね肉はささみに比べて安く、量を確保しやすいため、トレーニングをしていて食事量をある程度必要とする人には特に嬉しいポイントです。
2. どこでも買いやすい
近所のスーパーでも必ず手に入ります。
「手に入りやすさ」は継続においてとても大切な要素です。
3. 処理が楽で調理がしやすい
ささみには中央に筋があり、取り除いたり切り込みを入れる手間があります。
その点、鶏むね肉はそのまま調理できるので時短になります。
鶏むね肉のおすすめ調理方法
「パサついて苦手」という声もよく聞きますが、工夫次第でしっとり柔らかく食べられます。
● 下味に塩麹や砂糖を少量入れる
● 火を通しすぎない
● 低温調理・茹で汁につけたまま冷ます
● ヨーグルトや味噌に漬け込む
このあたりを意識するだけで劇的に変わります。
特に忙しい方には、
・蒸し鶏を作り置きする
・冷凍しておく
・サラダチキンを活用する
といった方法もおすすめです。
ささみを選ぶべき人は？
以下のような方にはささみも良い選択になります。
● 大会を控えており最大限脂質を抑えたい
● とにかく最小限のカロリーでタンパク質を確保したい
● 食感が好き
● 細かく裂いて料理に使いたい（サラダ、和え物など）
逆に、単純に「ダイエットだからささみ」と思い込んでしまうと、味に飽きたり準備が面倒になったりして続かないケースが多いです。
まとめ：自分に合ったものを選ぶことが成功のカギ
ダイエットや筋肉づくりにおいて、
「どちらが良いか」よりも
「続けやすいかどうか」が本当に大切なポイントです。
鶏むね肉でも、ささみでも、あるいは豚肉や魚でも構いません。
一番避けるべきなのは、
完璧を求めすぎて続かない状態になること。
僕自身は、安くて手に入りやすく調理も簡単な鶏むね肉を選ぶことが多いです。
皆さんも、自分の生活や好みに合わせて選んでみてくださいね。
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