こんにちは!大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です!
ダイエットや健康的な食事について考えるとき、多くの方がまず意識するのが「体に良いもの」だと思います。
例えば、
・白ご飯より玄米の方が良い
・ヤクルトを飲んだ方が良い
・ヨーグルトを食べた方が良い
・納豆を毎日食べた方が良い
・魚を意識して食べた方が良い
こういった情報は、テレビやSNS、本やネット記事など、どこを見てもたくさん出てきますよね。
もちろん、これらの食品自体が悪いわけではありません。
栄養価も高く、健康的な食事の一部になるものばかりです。
ただ、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
「体に良いものを今の食事にプラスするだけで、本当に痩せたり健康になったりするのでしょうか?」
体に良いものを足すだけでは、体は変わらない

よくあるケースとして、
・ご飯を玄米に変えた
・毎朝ヨーグルトを食べるようにした
・ヤクルトを飲み始めた
・納豆を追加した
それなのに、
「体重が全然変わらない」
「むしろ増えた気がする」
「健康になっている実感がない」
こう感じる方は少なくありません。
なぜこういったことが起きるのでしょうか。
理由はシンプルで、
体に良いものを足しても、体に良くないものが減っていないから です。
例:玄米にしても、揚げ物が多ければ意味が薄れる
例えば、
「白ご飯を玄米に変えました!」
これはとても良い行動です。
ただし、その一方で、
・揚げ物を毎日のように食べている
・脂っこい料理が多い
・間食にスナック菓子や甘いものを食べている
こういった状態が変わっていなければ、体重が落ちにくいのも自然な話です。
玄米に変えたからといって、揚げ物のカロリーや脂質が帳消しになるわけではありません。
「プラスすること」よりも、
「マイナスすること」の方が、実は体への影響は大きいんです。
お酒も同じ。良いものを足しても意味が薄れることがある

もう一つ、よくある例がお酒です。
・毎日たくさんお酒を飲んでいる
・晩酌が習慣になっている
・量をあまり意識していない
こういった状態で、
「健康のためにヨーグルトを食べています」
「野菜ジュースを飲んでいます」
と言われることがあります。
もちろん、ヨーグルトや野菜ジュースが悪いわけではありません。
ただ、毎日の大量飲酒が続いている場合、健康やダイエットという面では、どうしても遠回りになってしまいます。
この場合も同じで、
体に良いものを足す前に、体に負担をかけている習慣を見直す必要がある ということです。
情報が多すぎる時代だからこそ、考え方が大切

今は、
「これを食べたら痩せる」
「これが体にいい」
「これをやめたら健康になる」
といった情報があふれています。
特にSNSやテレビでは、「◯◯がいいですよ!」という発信がとても多いですよね。
でも実際のところ、
何か一つを足しただけで劇的に体が変わることは、ほとんどありません。
それよりも大切なのは、
・今の生活で体に負担をかけているものは何か
・毎日の習慣の中で、減らせそうなものは何か
ここに目を向けることです。
体に良くないものを「一切なくす必要」はありません
ここで勘違いしてほしくないのは、
「体に良くないものは全部やめましょう」
という話ではない、ということです。
・揚げ物は絶対NG
・お酒は一滴も飲むな
・甘いものは禁止
こういった極端な制限は、長続きしません。
僕がいつもお伝えしているのは、
一切なくすのではなく、少しずつ減らすこと です。
具体的な減らし方の例
例えばお酒なら、
・毎日飲んでいたのを週末だけにする
・毎日飲むなら量を半分にする
・「とりあえず飲む」をやめる
揚げ物や脂っこいものなら、
・毎日食べていたのを週に2〜3回にする
・量を少し減らす
・外食のときだけにする
甘いものなら、
・毎日のおやつをやめる
・週に2〜3回のお楽しみにする
こういった「現実的な調整」で十分です。
楽しむときは楽しむ。その代わり、普段を整える
ダイエットや健康づくりで大切なのは、
我慢し続けることではありません。
・楽しむときはしっかり楽しむ
・何もない日は整える
このメリハリがある方が、結果的に体は変わりやすくなります。
体に良いものを無理に足すよりも、
体に負担をかけている習慣を少し減らす。
この方が、変化は早く、しかも続きやすいです。
Personal Gym LIMでも大切にしている考え方
大阪八尾の Personal Gym LIM でも、
「これを食べなさい」「これはダメです」といった指導はあまりしません。
それよりも、
・今の生活で何が多いのか
・何を少し減らせそうか
・無理なく続けられる調整は何か
こういった部分を一緒に考えていきます。
その結果、
「気づいたら体重が落ちていた」
「体調が安定してきた」
という方がとても多いです。
まとめ:足す前に、減らす視点を持ってみましょう
最後に、今日のポイントをまとめます。
・体に良いものを足すだけでは体は変わらない
・まずは体に良くないものに目を向ける
・玄米やヨーグルトも、他が乱れていれば効果は薄い
・お酒や揚げ物は「ゼロ」ではなく「減らす」
・少しずつの調整が一番続く
・楽しむときは楽しんでOK
健康やダイエットを考えるときは、
「何を食べるか」だけでなく、
「何を減らせるか」という視点も、ぜひ持ってみてください。
その方が、無理なく、確実に体は変わっていきます。