こんにちは、大阪八尾のパーソナルトレーナーの岡田です。
最近、「卵を食べるとコレステロール値が上がるんですか？」という質問をいただきました。
昔はよく「卵を食べすぎるとコレステロール値が上がる」と言われていましたが、現在ではその考え方は変わりつつあります。
今回は、卵とコレステロールの関係について詳しく解説し、健康的に卵を取り入れる方法についてお話ししていきます。
卵を食べるとコレステロール値が上がる？
結論から言うと、多くの人にとっては卵を食べてもコレステロール値が大きく上がることはありません。これは、近年の研究で明らかになっています。
以前は、「卵にはコレステロールが多く含まれているため、食べ過ぎると血中コレステロールが上がる」と考えられていました。しかし、実際には食事から摂取するコレステロールと血中コレステロールの関係はそれほど単純ではありません。
体内のコレステロールは、食事からの影響を受けるよりも、肝臓での生成による影響のほうが大きいのです。つまり、食べたコレステロールがそのまま血液中に影響を与えるわけではないのです。
最新の研究結果
近年の研究では、卵を適量食べても血中コレステロールに大きな影響を与えないことが分かっています。
つまり、健康な人が適量の卵を食べる分には、特に問題はないということです。
例外として気をつけるべき人
ただし、全ての人に当てはまるわけではありません。
遺伝的に脂質異常症（高コレステロール血症）になりやすい人や、すでに動脈硬化や心血管疾患のリスクが高い人は、コレステロール摂取に注意した方がよい場合があります。
このような方は、医師と相談しながら食事管理をするのが望ましいです。
卵は栄養豊富なスーパーフード
卵は、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれた非常に優秀な食品です。
- タンパク質：筋肉や皮膚、髪の毛の健康維持に重要
- ビタミンB群：エネルギー代謝を助ける
- ビタミンD：カルシウムの吸収を助け、骨の健康をサポート
- コリン：脳の働きをサポートし、記憶力の向上に役立つ
このように、卵は健康にとって非常に良い食品なのです。
健康的な卵の食べ方
卵を食べる際には、調理法にも気をつけることで、より健康的に楽しむことができます。
おすすめの食べ方
ゆで卵：余分な油を使わず、シンプルに栄養を摂れる
スクランブルエッグ（オリーブオイル使用）：オリーブオイルを使えば、健康的な脂質をプラスできる
温泉卵：消化に優しく、タンパク質の吸収も良い
逆に、揚げ卵（フライドエッグ）やバターたっぷりのオムレツは、脂質の摂りすぎになりやすいため、頻度を控えるのがおすすめです。
卵は1日何個まで？
一般的に、健康な人であれば1日1〜2個の卵を食べるのは問題ありません。
ただし、先ほど述べたように遺伝的にコレステロール値が高くなりやすい人や、すでにコレステロール値が高い人は、医師と相談しながら調整することをおすすめします。
まとめ
- 卵を食べてもコレステロール値が上がる人は少ない
- 近年の研究では、健康な人が卵を適量食べても問題ないことが分かっている
- 脂質異常症の人は医師と相談しながら食事を管理する
- 卵は栄養豊富で、健康にとって非常に良い食品
- 調理法に気をつければ、より健康的に食べられる
卵は栄養価が高く、手軽に摂取できる食品です。過剰に気にしすぎず、バランスよく食事に取り入れていきましょう。